高橋弦汰は、空飛ぶペンギンになれるか(2016年JFL1st第1節vs奈良クラブ)
MIOに関して真面目なサッカー話で終わりたい方はこちらのブログがおすすめです
ここは見なかった事にしてタブを閉じて下さい
じゃあね
個人的な試合の振り返り
Twitterでもだいぶんと呟いていますが、まとめておきたい気分なので
むしろ、この試合の気持ちを吐き出すためにブログを!というものなので
初回が最終回の可能性が高いです
めでたくJFL公式サイトのトップページを飾る事ができました
スクショとったた
後半戦のワンシーンですな
JFL公式で採用される写真って、基本的に「決まったあと」ではなくこうゆうワンシーン
勝者と敗者のコントラストではない写真が使われてるのあまりみないのは
「アマチュアリーグ最高峰」だからなのかと推測
この写真に関しては、ゴールした二人とも映ってるし、奈良クラブの選手も映ってるので採用される写真なのは理解できる。というか今回送ったの見返したら、決定的なシーン以外は、馬場ちゃんと齋藤達也だったのでそもそもこれしか使えなかった。
奈良クラブの林選手のキャプテンマークが映っていれば合格だったなぁ、この写真
去年はリーグでは1回しか、トップを飾れなかったので、JFL公式トップを飾るのは何度でも経験したいです
まずは、ホームで勝たねぇと、そのチャンスも回ってこないんだよ!
※JFLはアウェイまで、撮影スタッフが来る事はまれな為と思われる
さて、公式トップ採用思い出造り完了
試合について
この試合、泣き所がたくさんあった
それは間違いなく「高橋弦汰」という存在
去年チャンスの順番が巡ってこず、今までMIOに在籍した選手のように、夢を融かして、絶望に包み込んで離れてしまうのか、残って欲しいけれどもそんな事を強く言えない
生活の事もあるし、契約が更新される事だけをお祈りしていた2016年年明け
中口雅史監督新体制の発表後、めでたく契約更新が発表されたメンバーの中にも名前があったわけですよ、高橋弦汰という名前が
ただ契約更新されたからといっても、試合に出られる保証はなく
無論他の選手との競争やらバランスやら何やら様々な事を乗り越えなくてはいけない
そういうのもふくめたのがサッカーだし
2015年は同年代が安楽健太(現グルージャ盛岡)、望月聖矢(滋賀出身)なので、一緒にいることが多くて、試合にでてる二人に比べて3歩くらい後ろにいてるのが本当にもどかしかった
今年はそんなことがないように、でもチャンスを掴めるのは自分自身が走り出さないと、空だって信じれば飛べるから!と隙あらばこの曲聴いてた
内気な女の子に対して、好きな人の一番になる為に走りだそう、動き出そうという曲
元々は48グループのじゃんけん大会優勝者用の曲だったけど、この時の優勝者が麻里子様こと篠田麻里子で、合わないねってことで当時の次世代チームだったチーム4の曲となった曲
走ってるし、動いているし、それこそチャンスを掴むため飛ぶ勢いだし
大丈夫、大丈夫と祈りながら、ホーム開幕戦の会場である水口スポーツの森に着いた時に、弦汰がいなかった時、去年は設営の準備や試合前のスクールのお手伝い要員だったので何度も確かめてしまう悪い癖が(弦汰とは別に、あれ君ここにいるの?怪我なの?…という気持ちはなかったわけではないのは補足しとく)
キックオフ1時間前に配られるメンバー表のスターティングメンバーに「高橋弦汰」とみつけた時の「推してて、信じててよかった」という気持ちは自分の所の子供が代表に選ばれたらこんな気持ちなんだろうなと、ジャイアントキリングのワンシーンを思い出した
子供いないけど
で、この時点でどんな展開でも「高橋弦汰には試合後コメントを貰おう」と確定
1週間前のPSMもどきの練習試合では、集合写真のかけ声を「やれよ、弦汰やれよ」と言われてもきょどってた彼がキャプテンの石間のかけ声にあわせて、カメラに視線をむけている事実
この時点で「もう今日はMIOの勝ちでいいですよね?」となってた
闘う事の出来ない、声出して応援する事も出来ない場所にいると、精神的に勝手に思い詰めてしまうのです。発散できない過剰なストレスを体内製造してそれにやられてる弱い生き物
通常の試合ならば、大体15分に一度くらいのペースで時刻を確認するにもかかわらず、この試合は何度も時計を確認して「まだ3分?」「まだ5分!?」とあわわ、あわわを積み重ねた前半11分
まさか、ここまで出来すぎた展開になるとは思ってなかったですよ
去年新卒新加入もリーグ戦メンバー入りすら出来なかった選手が、スタメンで、開始11分で格上と言われていた奈良クラブ相手にゴールを決めるとか
漫画だったら、あまりにも作り話っぽいから担当者よりやり直し指示出される展開
綺麗に決まって、みんなが駆け寄ってくれる、相変わらず永冨がセンターライン越えて来るのみて、引退撤回してMIOで再度選手生活をはじめた大学の先輩の馬場ちゃんが頭撫でるのをみて「もうMIOの勝ちでいいですよね?赤飯やら祝杯必要なんで」という想いを込めて「弦ちゃん!!」って叫んでた気がする、多分
それからが長くて、長くて。でも弦ちゃんが決めてくれた1点しかMIOにはないから、1点奈良クラブに取られたらするりと守りたかったものが逃げてしまう
そんな展開を何年も繰り返してきた負け犬根性が、相手ボールになるその都度ご丁寧に襲いかかってきて、シャッター切ってても苦しかった
弦ちゃんが交代して、守りきれるのか?さらに奪いに行けるのか?どうなるの、弦ちゃんが掴み取った果実は美味しいまま頂けるの?ヒーローインタビューは!?
という時にですね、最後だめ押ししてくれたのが、望月聖矢ですよ
試合前にコーチをしているMIOのジュニアユースに「がんばってください」と多数から握手を求められいた望月聖矢が!高橋弦汰とともに大学時代を過ごし、卒業後ともにMIOで歩んでくれる望月聖矢が試合を決定づけるゴールを決めてくれるこの展開
劇場版かよ!ってくらいのドラマチックな展開に、泣いてました
号泣ではなく、涙がぽろっと出てくる程度だけど、そもそも泣く事が出来ない体質であるはずの自分が泣く事なんて本当にここ10年で3回くらいで戸惑っているうちに試合終了
無事に高橋弦汰は2016シーズンJFLファーストゴールという1番になれたのです
もうさ、ここで2016年終わっていいよね?いい話だしさ
MIO首位だし…と思っていたけど、首位に入れたのはほんの数時間だけでした
ソニー仙台がホームゲーム開催だと、JFL公式サイトトップにもなれなかったんだろうな
じゃぁ、最終的に一番テッペンに立つにはどうしたらいいのか
次世代であった高橋弦汰が独り立ちしたら終わりではなく、それが始まり
うまく滋賀県出身の望月聖矢が締めてくれた試合展開であったけど「全員攻撃、全員守備」を表明するのであれば「全員滋賀を背負う」覚悟を土台にいつでも飛べる準備をしておいて欲しいな
それが出来そうなチームであるなというのが、今までMIOと比べて感じる
いちげんさんでも問題なく楽しめる空気造りは大切だけど、何度も来てくれる 人が新しい発見とともに幹や枝、ハッパが広がり最終、花が咲き、実がつき、また来シーズン成長していく姿を残していけるように今シーズンも頑張ります。えいえいおー!